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1945(昭和20)年、 第2次世界大戦後の混乱の中で、 多くの人々が心のよりどころを求めて、 教会の門を叩き、 司祭は多忙をきわめていた。
それを見て大阪教区長、 田口芳五郎司教(後に枢機卿になられた)は、 深く感じるところがあり、 今こそ聖なる司祭が求められている時、
またその司祭を助けて司祭職に奉仕する協力者が必要とされていると思われた。 祈りのうちに聖霊のうながしを受けて、 司祭に協力して共に働き奉仕して、
キリストの司祭職を生きる修道女会の設立を決意された。 聖母マリアと聖ヨゼフは、 ナザレトにおいてイエスを守り、 育て、
大司祭イエス・キリストの救世のみ業の達成に協力され、 その生涯を捧げ尽くされた。 また聖婦人達はキリストと弟子達に奉仕し、 十字架のもとに至まで付き従った。
こうして、聖ヨゼフを保護者とし、 前記の聖婦人達を先がけとして、 司祭職に直結した「聖ヨゼフ女子修道会」が、
1946年にカトリック関目教会内に仮修道院を設置した。 ローマより正式に認可されたのは、 1948(昭和23)年である。 会憲の認可と共に、 会の名称は、
「大阪聖ヨゼフ布教修道女会」となり、 後に「布教」は「宣教」と改められた。
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創立のカリスマ(使命) 「大司祭イエス・キリストの司祭職に奉仕すること」
創立の当初から神は教会の中で、 私たちの修道会に「大司祭イエス・キリストに自己を奉献し、その永遠の司祭職に奉仕すること」をカリスマとして導かれた。
神と人類の仲介者・かけ橋としてこの世に来られ、 ご託身のときから大司祭となられたイエス・キリストは十字架の奥義において、 おん父に完全な礼拝をささげられ、
私たちのために永遠のあがないを獲得されて、 その使命を果たされた。 キリストは、 「永遠の大司祭」として、
今も現代社会の中にあるさまざまな叫びをおん父のみ前に取り次いでおられる。(ヘブライ6・20、7・24-25参照)
この大司祭イエス・キリストとともにその使命を生き続けることが、 本会のカリスマ(使命)である。
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本会の霊性 「聖ヨゼフの精神をもって、大司祭イエス・キリストに自己を奉献すること」
本会の特別の保護者聖ヨゼフは、 マリアとともにイエスを守り、 育て、 自分を無にして救いのみ業に協力され、 その生涯をささげつくされた。
私たちはこの聖ヨゼフの生き方で、 自分自身を大司祭イエス・キリストに奉献し、 教会とすべての人々への奉仕に生き、 福音の証しとなるべく努める。
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宣教の使命
大司祭イエス・キリストの司祭職に奉仕する私たちは、 キリストの使命を受け継いで役務的司祭職を果たす司祭のためにたえず祈り、 その役務と生活に協力し、 教育活動、
貧しい人、 病人などへの奉仕を通して、 人々の救いのかけ橋となり、 キリストの司祭職に一致する。
高齢者、 病気の会員にも祈りによってキリストの司祭職に一致する大事な「祈りの使徒職」がある。 何をしていても聖ヨゼフの精神で、 キリストの司祭職に結ばれている。
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